✨今回のおすすめは『MONO』
週末の午後、窓から差し込む光と、静かに流れる時間。そんな瞬間にぴったり寄り添ってくれるアニメが『MONO』です。
写真と映像を通して“もの”と向き合う女子高生たちの物語は、どこか懐かしく、そして新しい。
『ゆるキャン△』の作者・あfろ氏が描く、甲府の風景と人とのつながりが、夏の記憶を優しく彩ります。
🌿あらすじ
甲府の高校に通う雨宮さつきは、ある日「シネフォト研究部」に入部する。そこは、360度カメラやレトロなフィルムカメラを使って、日常の“もの”を記録するちょっと風変わりな部活。部員の霧山アンや敷島桜子とともに、週末ごとに街を歩き、写真を撮り、映像を残す。
彼女たちが向き合うのは、ただの風景やモノではなく、それに宿る記憶や感情。駄菓子屋の棚、廃墟の壁、凧の揺れ、漫画のコマ——それぞれの“mono”が、彼女たちの心を少しずつ動かしていく。
📸見どころと魅力ポイント
写真×映像の融合
「シネフォト部」という聞き慣れない部活が舞台。360度カメラやレトロなフィルムを使って、風景やモノを記録する彼女たちの姿は、まるで世界を再発見する旅人のよう。
視覚的な美しさだけでなく、「撮るとは何か」「残すとは何か」といった哲学的な問いも自然と浮かび上がります。筆者が特に印象的だったのは、物語序盤に登場する「タイムラプス」という撮影手法。時間の流れを圧縮し、風景の変化を一瞬に凝縮するこの技法は、まさに“記憶のかたち”そのものです。
ローカルの魅力
甲府という地方都市の風景が、物語の背景としてではなく、登場人物の心情と呼応するように描かれます。駄菓子屋の棚、廃墟の壁、夏の空に揺れる凧——どれもが“mono”として、記憶と感情を宿している。
作中の“MONO(もの)”との対話
タイトルの『MONO』というのは「いろんな物」という意味もあり、カメラ、凧、漫画、かき氷…一見すると何気ない“もの”たちが、物語の鍵を握ります。それらに触れ、撮り、語ることで、登場人物たちは自分自身と向き合っていく。『MONO』は、“もの”を通して人を描く作品なのです。
📺 配信情報・視聴方法まとめ(2025年8月現在)
- ABEMA
- dアニメスト
- U-NEXT
- Hulu
- Netflix
- Prime Video
- TELASA
- DMM TV
まとめ
『MONO』の舞台である山梨には、有名な観光地だけでなく、廃墟やカレー屋さん、そしてちょっと不思議な心霊スポットまで、さまざまな“もの”が登場します。どの回も視覚的・感情的に飽きることなく、観るたびに「ここ、行ってみたい!」という気持ちが湧いてくるのが魅力のひとつ。
実際に足を運べる場所もあれば、映像だからこそ追体験できる場所もある。それぞれの“mono”が、記憶や感情を呼び起こし、週末の時間を少しだけ特別なものにしてくれます。
ぜひ皆さんも、『MONO』を通して“いろんな物”を感じてみてください。
きっと、あなたの週末にも新しい光が差し込むはずです。
公式サイトはこちら↓
TVアニメ「mono」公式サイト




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